子連れフライトの強い味方!JetKids社「ベッドボックス」を使ってみての感想
こんにちは、オランダ在住のいまママです。
2017年の秋、オランダ移住の半年前にオランダへ10日間の下見旅行に行きました。その際に利用した、”機内でベッドにもなる子供用スーツケース”として知られるJetKids社のBedBox(ベッドボックス)について、感想をここにまとめてみようと思います。
いわゆるユーザーレビューということで、購入検討中の方の参考になれば嬉しいです。
- まずは使用条件から
- いかに移動で消耗しないか? 子連れ海外旅行の鍵!
- JetKids社のBedBoxの”3つ”の機能
- 実際に使ってみたらこんな感じでした
- 注意すること、困ったこと。
- まとめ:2歳児までの長距離フライトならあり!さて、買う?借りる?
まずは使用条件から
こういうレビューでは、その使用状況(条件)が大事と思いますので、改めてそこんとこの話から。それは第三子が生まれて1年が経ち、わが家にとっては家族5人になって初めての大きな家族旅行でした。
当時、我が家の子ども達は上から8才・4才・1才という年齢構成で、旅行期間はなんとか仕事を調整して、10日間。旅行先のオランダでは、数都市を見て回る予定で、学校見学の予約も入っており、今から振り返るとだいぶ強気な強行スケジュールだったなと思います。
- 子どもは、3人(上から長女8才、長男4才、次男1才)
- 出発は成田の行き先はオランダで、フライト時間は約11時間
- 飛行機は直航便で、KLM航空を利用
- 約10日間のオランダ移住前の下見旅行
いかに移動で消耗しないか? 子連れ海外旅行の鍵!
少し話は飛びますが、わが家は比較的旅行好きな家族でして、これまでも1〜2年に一度は海外旅行をしてきました。その中でも忘れらない旅行の一つが、長女が1才の時に行ったオーストラリア旅行です。独身時代の貧乏旅行癖が抜けず、乗り継ぎ便にしたのがそもそも行けなかったのですが、娘の体調不良がそこに重なり、悪夢のような15時間のフライトとなりました。現地に着いてからも娘の体調と機嫌の回復にはかなり時間がかかり、楽しみにしていた予定もいくつか断念しました。もちろん、私も体力を消耗。本当に、本当に大変でした。
そこで、骨身に染みて学んだ訳です。子連れ旅行の成否はフライト(移動)にかかっていると言っても過言ではない!ことを。
もちろん、そのためにはいろんな工夫があると思います。
1. 移動時間は可能な限り短く
2. できることなら夜間フライトを選ぶ
3. フライト中に座席で遊べる玩具やグッズ
4. 食べ慣れたお気に入りのお菓子
しかし、やはり一番望ましいのはフライト中にできるだけ寝てくれることです。子どもが寝てくれないと、大人も休めませんからねぇ。
さぁ、どうしたら寝てくれるのか??
JetKids社のBedBoxの”3つ”の機能
BedBoxですが、機能は大きく3つありまして、
- スーツケースになる
まぁ容量は微々たるものですが、子ども用の玩具や着替え、オムツなんかも入れられるので機内持ち込み用バックとしてはうまいこと機能してくれます。子どもも「ボクのにもつ〜!」と喜んで、引っ張ってくれたりします。 - ベッドになる
これが今回の主目的ですね。上部をスライドして、中に収納されている簡易マットレスみたいなシートを敷くことで、座席の隙間が埋まってフラットシート化します。この座面+座席の隙間に身長が収まるお子さんであれば、ベットとして利用可能だと思います。 - 子どもの移動手段になる
子どもが BedBox に乗り、大人がそれを引っ張れば、ベビーカーには劣りますが、ちょっとした移動の補助手段にはなります。空港内などはこれでスイスイ移動が可能。椅子代わりにもなりますから、子どもが「疲れた〜」となったら、とりあえずこれに座らせておくこともできる。
これは、なかなか痒いところに手が届くうまい機能の組み合わせだと思います。
実際に使ってみたらこんな感じでした
息子2号(1才)は、この通り、座席の間にぴったんこカンカン。頭を前のシートにぶつけないよう、クッションを挟んでいます。
そして結果、フライトの半分から1/3はベッドボックスで寝てくれました!
対して息子1号(4才)は、もともと寝つきがあまり良くない方で、かつ、止めなければいくらでもテレビを見れてしまう子です。要は静かに淡々と過ごしてくれるので、BedBoxが無くても良いかなとは思ったのですが、やはり足を上げられるのは快適だったようで気に入っておりました。
ただ、もう年齢的には完全にサイズアウトですね。これなら単なるフットレストでも良かったような気がします。
注意すること、困ったこと。
実は、JetKidsの一台が旅先で壊れてしまいました。
オランダの硬くてボコボコした路面によるものでしょう。キャスターの接続部分が割れてしまったのです。そこからは移動中は単なるお荷物と化しましたが、帰りのフライトでもベットとしてはもちろん利用できました。
やはり普通のスーツケースに比べると作りが甘いのかな?
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また、このベッドボックスは航空会社によっては、利用を禁じられる場合もあるそうです。今回、私たちはKLM航空を利用しましたが、そこでは全く何も言われず、むしろフライトアテンダントさん達が「それは何?」と興味津々、話を聞いた別のアテンダントさんまで見にくるという具合でした。
心配な方は、事前に利用航空会社に確認されると安心だと思います。
また、JetKids社もベッドボックスの利用を認めている航空会社のリストを公開していますの。
まとめ:2歳児までの長距離フライトならあり!さて、買う?借りる?
私が利用した2017年当時、JetKidsは購入すると1台およそ20,000円しました(Amazonにて ¥21,038- から|2017/12/08当時)。が、現在ではその価格も下がり、1万5千円程度から見つけることができます。
また、その後、JetKids社は素敵な北欧デザインのベビーメーカーとして有名な「STOKKE」に吸収されたようで、デザインが前よりグッと良くなっています。
当時はいくら便利でも、使用頻度と使わないときの保管場所を考えると購入は躊躇われましたが、こんな素敵なデザインなら目につくところにあっても嫌じゃないかも、と思えてしまうのが怖い。
また、海外旅行に限らず、電車の旅など国内旅行でも便利なんじゃないかと思います。
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しかし、やはり保管スペースや管理の手間を考えると・・という場合には、レンタルがあります。実際に、うちは今回レンタルを利用しました。
購入前のテストという意味でも、レンタルを一度してみるのはありですよね。ちなみに、破損したベットボックスはレンタル料金の中で保証されましたので、追加料金は発生しませんでした!(ホッ)
以上、
2021年現在、コロナの真っ只中ではありますが、
早くウィルスの封じ込めに成功して、
誰もが好きに移動できる日が訪れますように!